大切な方を亡くした悲しみの中、葬儀の準備は心身ともに負担が大きいものです。
特に、初めて葬儀を執り行う場合は、葬儀社選びに迷ってしまうことも多いでしょう。
今回は、後悔しない葬儀社選びのためにチェックすべき7つのポイントを、
元訪問看護師で現役ライターの視点から詳しく解説します。
1. 費用が明確で分かりやすいか
葬儀費用は、葬儀社によって大きく異なります。
事前に複数の葬儀社から見積もりを取り、比較検討することが大切です。
見積書の内容は、
- 葬儀一式費用(棺、祭壇、供花、霊柩車など)
- 火葬料
- 宗教者へのお礼(お布施)
- 飲食費(通夜振る舞い、精進落としなど)
- 返礼品費用(香典返しなど)
など、細かく記載されているか確認しましょう。
不明な点や疑問点があれば、遠慮なく質問し、納得できるまで説明してもらいましょう。
2. 担当者の対応は親身で丁寧か
葬儀は、故人との最後のお別れをする大切な儀式です。
親身になって話を聞いてくれ、丁寧に対応してくれる葬儀社を選びましょう。
担当者の対応をチェックするポイントとしては、
- こちらの話をしっかりと聞いてくれるか
- 質問に対して分かりやすく説明してくれるか
- 親切で丁寧な言葉遣いか
- こちらの気持ちを尊重してくれるか
などが挙げられます。
実際に葬儀社に足を運び、担当者と直接話してみることをおすすめします。
3. 24時間365日対応してくれるか
ご逝去は、いつ起こるか分かりません。 24時間365日対応してくれる葬儀社であれば、いつでも安心して相談できます。
特に、深夜や早朝に亡くなられた場合、すぐに対応してくれる葬儀社は心強い存在です。 事前に確認しておきましょう。
4. 宗教・宗派に対応しているか
故人の宗教や宗派に合わせて、適切な葬儀を執り行える葬儀社を選びましょう。 菩提寺がある場合は、その寺院と提携している葬儀社を選ぶとスムーズです。
宗派によって、葬儀の形式や流れ、お布施の相場などが異なります。 葬儀社が、故人の宗教・宗派に精通しているか確認しましょう。
5. 葬儀場や安置施設は清潔で設備が整っているか
葬儀場や安置施設は、故人を安置しお別れをする大切な場所です。
清潔で設備が整っているかはとても重要。なかなか事前に見る機会はありませんが、葬儀社によって本当に様々なんです。
- 葬儀場の広さや雰囲気
- 安置室の設備
- 駐車場の有無
- バリアフリー対応
など、気になる点をチェックしましょう。
また、葬儀までの期間にどのくらいの頻度で面会ができるのかも重要なポイントです。
お世話になった方や親しくしていた方々と、故人の想い出を語らったりゆっくりとお別れの時間を取りたい場合には、面会室や面会時間が確保できる設備がある葬儀社を選ぶ必要があります。葬儀当日は慌ただしく時間が過ぎてしまうので、できるだけ後悔のないように過ごすことはとても大事。どう過ごしたのか、誰と想い出を語り合ったのか、など、お別れの瞬間までの出来事は、必ず思い出す日が来ます。
できるなら、
- 毎日面会できる
- 個室の面会室がある
- ゆったり過ごせる
- 面会者が迷わない立地
- 駐車場がある
- 落ち着いた雰囲気
こんな場所でゆっくりと過ごして欲しいと思います。
6. 葬儀前後のフォローが充実しているか
葬儀後の手続きや法要、グリーフケアなど、葬儀社のアフターフォロー体制も確認しておきましょう。
- 葬儀後の手続きに関する相談窓口があるか
- 法要の手配やサポートをしてくれるか
- グリーフケアに関する情報提供や相談窓口があるか
など、葬儀後のサポート体制が充実している葬儀社を選ぶことで、安心して葬儀後の日々を過ごせます。
たとえば、葬儀当日に急遽会食を行う事になった場合に近隣の会場を手配してくれたり、面会者が持ってきてくれたデジタル画像をプリントしてくれたりといった、担当者による「寄り添ったサポート」が後悔しないお別れにつながるケースもたくさんあります。
7. 口コミや評判は良いか
インターネットの口コミサイトや、知人からの紹介などを参考に、葬儀社の評判を確認しましょう。
良い評判だけでなく、悪い評判もチェックすることで、客観的な判断ができます。
ただし、口コミはあくまでも参考情報です。
最終的には、実際に葬儀社に足を運び、自分の目で見て、感じたことを大切にしましょう。
まとめ
葬儀社選びは、後悔のないお別れをするために非常に重要なステップです。
この記事で紹介した7つのポイントを参考に、あなたにとって最適な葬儀社を選びましょう。
葬儀社選びに迷った際は、複数の葬儀社から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
また、信頼できる友人や知人に相談するのも良いでしょう。
あなたの納得のいく葬儀社選びが、最期のお別れをより思い出深いものにしてくれるはずです。
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